2017年4月19日水曜日

旅客機で見る「NIKKOR-P•C Auto F5.6 600mm VS NIKKOR-P•C Auto F8 800mm」の遠景解像

4月下旬ともなると「大気の揺らぎ」で遠景の被写体は解像以前の問題で被写体が変形して写ってしまったりと「超望遠使い」にとって難しい季節ですが、大気層を横切らず貫通して撮影する上空の旅客機は比較的「正確」に撮ることが出来る「飛びモノ」なので、レンズの解像チェックで「無限遠」が必要なときに便利な被写体です。

 NIKKOR-P•C Auto F5.6 600mm (F8)


NIKKOR-P•C Auto F8 800mm

2017年3月20日月曜日

夕刻翡翠で見る「TELE-Tokina F8 600mm」手ぶれ補正の描写

この「TELE-Tokina F8 600mm」手持ちでも何とか撮れる絶妙な「ウエイト&バランス」なので「持って行きたいけど、NIKKOR-P•C 600mm 800mmじゃ、ちとキツイなぁ」ってな時に持って行って「後悔しない」超望遠レンズです。さすがに長尺なので、人の多い場所には向きませんが…(笑)

16:00過ぎの手持ちなので若干ブレてますが、「DIGITAL ZOOM 2X」の2400mm相当でも解像するのが「単焦点」長望遠レンズの魅力です。

「背流し岩翡翠」

「細枝留り翡翠」

2017年3月15日水曜日

岩翡翠で見る「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」の描写

翡翠(カワセミ)撮影は冬場が主なので鮮やかな新緑を背景にすることが難しいので、このレンズのようにアクロマートだと、グリーン系以外の背景でグリーンの収差が分かります。特に補色関係にあるマゼンタ系の背景では目立ちます。注意点としては「翡翠」サイズの被写体の場合に拡大されて気になる訳ではなく、背景そのものに出現する点です。

「そんなクセのあるレンズを、何で使うの?」
翡翠が目の前に居るのにレンズテストの為だけに「使えないレンズ」で撮影する「心のゆとり」はボクにはありません…このレンズというか、この『レンズ・ユニット』には「絞り」も「ヘリコイド」もありません。つまり、「密封されたボトル」状態なので小雨くらいでは雨水がレンズ内に侵入することも結露もなく、「今にも降り出しそうな」「薄暗い空模様」で「大口径・超望遠 2400mm F5.6相当」の真価を存分に発揮してくれる頼もしいレンズなのです。

このサイズでは気になりませんが、「画像クリックで拡大画面ポップアップ」して見ると背景の「大きな明るい斑点」輪郭のグリーンが目立ちます。

・コントラストが低く細かい背景だと余り目立ちません。

・こんな風に、細かい背景でグリーンが混在すると気になりません…(笑)

2017年3月13日月曜日

並び翡翠で見る「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」中距離の解像

季節柄、ペアが撮れるので小雨くらいじゃ帰れません…(笑)



・思わず縦構図にレンズを回して2400mmにしてしまう自分がいる…(笑)




曇天翡翠で見る「TELE-Tokina F8 600mm」vs「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」

まずは「TELE-Tokina F8 600mm」ですが、まだ午前8時台で薄暗く、曇天が背景で逆光+1.0EV(1絞り)という悪条件にも関わらず健闘していると思います。このレンズはアクロマート構成なので前ピンがマゼンタ系・後ピンがグリーン系に若干ボケますが、被写体中心では極僅かなので無彩色で奥行きのある建築物等でなければ、気にならないレベルだと思います。




いきなり頭上3m程の枝に留まって、睨まれてしまいました…(笑)
ヘリコイドのストッパーを外しているので、このような極至近距離でもレンズ前群が外れるまで対応は可能です…これは「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」では最短が11mなので不可能です。

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次に「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」ですが…
こちらは午前11時台で大分明るい曇天で、逆光+1.0EVで輪郭に若干の色の回り込みがあります。Tokinaと同じくアクロマート構成のレンズなので前ピンがマゼンタ系・後ピンがグリーン系にボケますが若干強めに出る傾向があるので、シンプルな構図だと気になるかも知れません。


・メスも来てくれました…(笑)






2017年3月12日日曜日

ジャスピンでBORGに迫れ!「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm+STOK 0.7X REDUCER」の解像

・ジャスピンでブレが無ければ…
「20mコース」2240mm相当でもBORGに迫れる…かな…(笑)
縮小光学系と組み合わせると「水を得た魚」のように「活き活きした」描写力を発揮するのもオールドレンズ「超望遠の魅力」です。



このカットだけメスです…↓
さすがに超望遠だと「入れ替わり」で紛れ込んでいても撮影中に「分からない」なんてことはアリマセン…(笑)



半逆光翡翠で見る「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm+STOK 0.7X REDUCER」のコントラスト

 待機状態のメスです…(笑)

 透過光で茶色の瞳が分かると思います。


穴掘り翡翠で見る「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm+STOK 0.7X REDUCER」の解像

 試し掘りトレーニング直後のオスです。
陽が傾き始めた頃、ペアで並ぶ可能性があるのと少しでもシャッター速度を稼ぎたいので縮小光学系「STOK 0.7X REDUCER」で「NIKKOR-P・C Auto F5.6 560mm」(2240mm相当)に変身して頂きました。

「素直に600mm使えば、いいじゃん」とお思いでしょうが「NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm」は「アクロマート」なので直射日光でコントラストが強いと色収差が目立つのでアポクロマートの「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm」を使う機会が多いです…体力が温存されていればですが…(笑)

 ダイブ後のオスです。

 我、関せずのメスです…(笑)


ジョビで見る「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm」の解像

尉鶲(ジョウビタキ)メスです。
翡翠(カワセミ)のように凝としていてくれないので「速写」のトレーニングに…いえいえ、「愛らしい」魅力に思わずシャッターを切ってしまいます…(笑)





2017年3月11日土曜日

NIKKOR-P・C Auto F8 800mm 超望遠「翡翠フルシステム」実写公開!

全体はこんな感じです。
今回のフォーカシングユニットはTokinaではなくNikon純正です…(笑)
このレンズ「NIKKOR-P・C Auto F8 800mm Lens Unit」とフォーカシングユニット「Nikon CU-1 Focusing Unit」だけの純正セットだと最短距離が19mなので、40-150mmのベローズを装着して約5-20mでフォーカス出来るセッティングにしています。

このレンズに限らず「ヘリコイド」でフォーカスすると咄嗟の時に回転方向を間違えてしまうことが今でもあります…(笑) ですが、ベローズは前後に直進する「リニア」フォーカスなので遠近操作が素早く出来てピントの山が掴み易く、手を伸ばさずにカメラ・ボディ至近で「指先で摘んで」ノブを回すだけなので操作がとても楽です。さらに、微妙に「トルク調整」出来て、距離を「ストッパーで固定」出来るのも見逃せないポイントです。

軽量化のため、かなり小型のビデオ三脚にジンバル雲台を載せています。
ボクは立ったまんま撮らないので小型の三脚でも特に問題はありません。三脚に足を「引っ掛けたり」「引っ掛けられたり」するトラブルも皆無。「しゃがんで」撮った方が姿勢が安定するし長期戦で狙い続けるのも楽です。何よりカワセミが「安心する」のか「興味津々」なのか、すぐに近寄って来て「観察」を開始してくれますし…(笑)

 超望遠レンズで野鳥をフレーミングするには「ジンバル雲台」が必須ですね。
・Pict. by DIGNO2(画像クリックで拡大画面ポップアップ)
撮影時の焦点距離が1600mm・3200mm相当なんで「指一本」で上下左右「自在」にコントロール出来る雲台でないとファインダーに入りませ〜ん…(笑)

2017年3月5日日曜日

「オールドレンズでBORGに迫る」by NIKKOR-P・C Auto F8 800mm

このレンズ「NIKKOR-P・C Auto 1:8 f=800mm」は「1964東京オリンピック」モデル『NIKKOR-P Auto 1:8 f=800mm』の「マルチコーティング」バージョンで1974年発売され、既に40年以上経過しているオールドレンズではありますが、「手ぶれ補正OFF」にすれば今でも通用する「キレの良さ」を発揮してくれます。

「手振れ補正はONにしないの?」
「OLYMPUS OM-D E-M5」にはボディ内手振れ補正が内蔵され1000mmまで設定できるようになっています。300mm~400mm手持ちで威力を発揮する手振れ補正ですが、2倍の600mm~800mmだとボクの腕では補正範囲外?!…手ぶれ補正をONにしているとブレが増幅して、OFFより歩留まりが悪くなってしまいます…(笑)

「オールドレンズでBORGに迫る」
と言っても「BORG」による近接撮影のように「スモールフェザー1本1本のディティール」まで克明に描写するには、翡翠(カワセミ)の協力が不可欠です…(笑)

10m以内まで近寄ってくれれば「細密感」こそ劣りますが、「スモールフェザー1本1本のディティール『BORG』風」ショットもこんな風に『艶っぽさ』や「空気感」というか空間の「透明感」まで描写してくれます↓…レンズ枚数が5枚と少ないので「透過率が高い」のもオールドレンズ『超望遠の魅力』のひとつです。

「おいおい、近寄って来たのを『弩アップ』で撮っただけやんけ!」
まぁまぁ、そう言わんと…m(_ _)m

3200mm相当にしてはブレも少ないので、縮小サイズでもこのレンズ独特の描写力が分かると思います。まぁ、「DIGITAL ZOOM 2X」込み「撮りっ放し」でこの解像感はアリでしょ…(笑)

「NIKKOR-P・C Auto 1:8 f=800mm」と「OLYMPUS OM-D E-M5」による超望遠1600mm・3200mm相当での撮影にはドットサイトが欠かせませんが…搭載してません…(笑)

 アクセサリーシューに載せたいところなんですが、フードが邪魔でターゲット見えず…レンズ全長が「ミニ天体望遠鏡」なので、フード先端上部とアクセサリーシュー中心をオープン・サイトにしています…(笑)

3200mm相当

1600mm相当

1600mm相当

1600mm相当

3200mm相当


 1600mm相当

3200mm相当

2017年3月2日木曜日

SKY TREE NIGHT VIEW by NIKKOR-P・C Auto F5.6 600mm + STOK 0.7X REDUCER

さすがに600mmだと寄り過ぎて「コレは何?」と言われるので、縮小光学系「STOK 0.7X REDUCER」を使って「420mm」に縮小してみました。「だったら400mmで撮ればいいじゃん」と言われそうですが、夜景では明るいレンズの方が撮りやすいので縮小することで「F5.6→F4」相当と1段分明るくなるメリットがあります。

また、この「NIKKOR-P」シリーズは「P」(ペンタ)が示す通り5枚レンズなのでコンバージョン・レンズ追加による影響も最小で「レンズ遊び」には「たまらない」というか必須アイテムなのです。

「雨上がりのライトアップ」